いつもありがとうございます。
やきとり大吉 与野本町店の浜田です。
突然ですが、一つ聞いてみたいことがあります。
「焼鳥屋なんてどこも同じじゃないか」と思ったことはありませんか?実は、焼鳥チェーンの多くが冷凍・解凍を繰り返した鶏肉を使用しているという現実があります。コストと安定供給を優先するうえでは合理的な判断ですが、解凍を繰り返すたびに細胞が壊れ、旨みが水分とともに流れ出してしまう。「なんか物足りないな」と感じる焼鳥の正体は、実はここにあることが少なくありません。
当店では開業以来10年、一度もその選択をしていません。毎日、その日の分だけ。新鮮な鶏肉を仕入れ、手仕込みしてから焼く。この繰り返しだけです。地味に聞こえるかもしれませんが、これが「また来たい」と思ってもらえる一本の土台になっていると、私は信じています。
今回は、当店が「なぜその素材を選び、どう仕込んでいるか」を包み隠さずお話しします。与野本町で馴染みの一軒を探しているお客さまに、判断材料にしていただければ幸いです。
こんな方におすすめ
- ✅ 与野本町・さいたま市中央区で、顔なじみになれる焼鳥屋を探している方
- ✅ チェーン店ではなく、大将の手仕事が感じられる一軒に通いたい方
- ✅ 焼鳥の鮮度や仕込みへのこだわりを確かめてから来店したい方
- ✅ 素材や調理道具にうるさい、本物志向の方
- ✅ 家族や仲間を連れて行っても恥ずかしくない、清潔で安心できるお店を知りたい方

「その日の分だけ」に込めた意味——鮮度への一択
当店が冷凍肉を使わない理由は、単純です。鶏肉は生きている間、細胞の中に旨みを蓄えています。それが冷凍・解凍のたびに少しずつ外に逃げてしまう。一度では気づかないかもしれませんが、繰り返すほどに積み重なります。
だから当店では、毎日新鮮な鶏肉を仕入れ、その日の営業分だけを仕込みます。残ったからといって翌日に回すことはしません。この判断は、食材コストの面では正直しんどいこともあります。でも、お客さまに「今日の一口」を出す以上、そこは曲げない部分です。
仕込みの工程でも、鮮度を守る工夫を重ねています。鶏肉をカットして串を打つ際、素手では体温が肉に伝わり、わずかな時間でも鮮度が落ちます。そのため手袋と指サックを着用し、少量ずつ取り出した鶏肉を保冷剤で冷やしながら、素早く串打ちを行う。地味な工夫ですが、この積み重ねが口に入れた瞬間の「みずみずしさ」に直結すると感じています。
さらに、カットのサイズについても試食を重ねて決めています。「最初の一口からおいしい」と感じてもらうには、大きすぎても小さすぎてもいけない。部位ごとに最適なカットを選んでいます。かわなら皮目がパリッと仕上がるサイズ、もも肉なら噛んだときに肉汁が広がる厚みに。この判断の積み重ねが、当店の焼鳥の「形」になっています。
47年間、継ぎ足してきたタレと、11年目の私のタレ
やきとり大吉の創業は1977年(昭和52年)12月1日です。以来、師から弟子へと受け継がれてきた秘伝のタレが、全国の大吉の味を支えています。
私・浜田は大阪2店舗、京都1店舗、東京1店舗の計4店舗で修行を積みました。それぞれの修行先でタレを受け継ぎ、与野本町に店を構えて10年。当店のタレは現在11年目に入っています。継ぎ足しを重ねるほどに旨みが層を重ね、まだ進化している途中です。
タレは「昔から変わらない味」でありながら、実は毎日少しずつ変わっています。湿度が高い日、気温が低い日、使う食材の水分量——それらすべてがタレのコンディションに影響します。だから私は、毎日タレの状態を目で確認するだけでなく、必ず自分で試食します。「自分が焼いた焼鳥を何年も食べていない店主」というケースが飲食業界には意外と存在しますが、私にはそれが理解できません。試食なしに、今日のタレのコンディションを判断する方法が見当たらないから。
塩も、同じ考え方で選んでいます。当店が使うのはヒマラヤ岩塩。多くのミネラルを含み、塩味の後にほのかな旨みと甘みが続く、焼鳥との相性が高い塩です。そして塩加減も、気温や湿度によって「出方」が変わるため、季節の変わり目には特に注意して試食と調整を繰り返しています。
✓ ここまでのポイント
- 当店は毎日新鮮な鶏肉のみを使用。冷凍・解凍を繰り返した肉は一切使わない方針を10年間貫いてきた。
- 串打ちの際は手袋・保冷剤を使用し、素手の体温による鮮度劣化を最小限に抑えている。
- 47年継ぎ足しの秘伝タレは当店で11年目。毎日の試食と調整が、「昨日と同じ美味しさ」を支えている。
毎日試食して塩加減を調整し、47年のタレを今日も継ぎ足している——そこまで読んで、「実際どんな一本が出てくるのか」が気になってきた頃ではないでしょうか。ネット予約なら希望の日時を選んで、カウンター席かテーブル席かも伝えておけます。当日の混雑を気にせずに来店できます。
専用グリラーという道具の選択——なぜ炭ではないのか
当店が使うのは、焼鳥専用の電気グリラーです。「炭火じゃないの?」と感じる方がいるのは正直なところわかります。炭火の香りや視覚的な迫力は、確かに魅力的です。
でも私が専用グリラーを選ぶのには、明確な理由があります。それは「火力調整の速さ」です。
焼鳥は部位によって、最適な火入れがまったく異なります。かわはじっくり弱火でパリパリに仕上げる。レバーはさっと強火で中心まで火を通す(でも火を通しすぎない)。もも肉は中火で、外はしっかり、中はジューシーに。この三本を同時に焼くとき、炭火では火力の切り替えに時間がかかります。グリラーなら瞬時に調整できる。その差が、50万本以上を焼いてきた私の技術と組み合わさって、一本一本の「火入れの精度」につながっています。
また、グリラーは煙や煤(すす)が出にくい構造です。これは料理の味だけでなく、店内環境にも直結します。さいたま市で完全禁煙の居酒屋を探している方にとっては、煙の少なさも「清潔な食事環境」を選ぶ理由の一つになっているようです。服や髪に臭いがつきにくい環境は、当店が全席禁煙であることと合わせて、お子さま連れのお客さまからもよく安心していただいています。
「馴染みの一軒」が生まれるまで——与野本町で10年、続けてきたこと
与野本町で開業して10年が経ちました。最初の数年は、正直なところ「大将の顔が見える店」という言葉の重みを、まだ実感できていませんでした。でも10年続けると、少しわかってきます。
常連のお客さまが「また来たい」と思ってくれる理由は、料理だけじゃないんです。「変わっていない」という安心感が、大きな部分を占めています。タレの味が変わらない。仕込みの丁寧さが変わらない。大将の顔がある。その積み重ねが「馴染みの店」になっていく。
私は普段、接客中に多くをしゃべるタイプではありません。「君子の交わりは淡きこと水の如し」という言葉が好きで、べたべたと距離を詰めるよりも、来てくださったお客さまにゆっくり食事と酒を楽しんでほしいと思っています。でも、店内に余裕がある時は気軽に声をかけてください。修行先の話でも、焼き方の話でも、できる範囲でお答えします。
JR埼京線 与野本町駅の東口から徒歩4分。18席の小さな店です。カウンター6席、テーブル12席。チェーン店にはない「その日の鮮度、その日の火入れ」の一本を、ぜひ確かめにきてください。
与野本町の居酒屋をシーン別に使い分ける方法も参考にしていただけると、当店をどんな場面で使えるかのイメージがつきやすいと思います。
また、はじめてのご来店でご不安な点があれば、与野本町でゆっくり静かに飲める店を探している方向けの記事もあわせてご覧いただけると、当店の雰囲気がより伝わるかと思います。
まとめ——素材と仕込みへのこだわりが「また来たい」をつくる
当店のこだわりを改めて整理すると、次の三つに集約されます。
- 鮮度:毎日新鮮な鶏肉のみ仕入れ、その日の分だけ手仕込み。冷凍・解凍は一切なし。
- 味付け:47年継ぎ足しの秘伝タレと、ヒマラヤ岩塩。毎日試食して、今日のコンディションに合わせて調整。
- 火入れ:50万本超の経験と専用グリラーの火力調整で、部位ごとに最適なポイントを見極め。
この三つは、見た目には地味です。でも10年間、毎日続けてきたことで「また来たい」と言っていただける一本になっています。与野本町で馴染みの焼鳥屋を探しているお客さまに、一度試していただければ幸いです。
ご予約・ご来店前のご確認は、お電話でどうぞ。
📞 048-859-3344
営業時間:月・水〜日・祝日 17:00〜23:00(ラストオーダー:食べ物22:00、飲み物22:30)/火曜定休
JR埼京線 与野本町駅 東口より徒歩4分
今日も大吉な一日を🏮
鮮度・タレ・火入れ、三つのこだわりを読み終えて、「一度この一本を確かめてみたい」と思ったなら、今すぐ席を押さえておくのが確実です。18席の小さな店ですので、週末は早い時間から埋まることがあります。



