実は自家製ピクルスが目当てで来るお客様がいます。与野本町「大吉」の箸休めの話

あれこれ

いつもありがとうございます。
やきとり大吉与野本町店の浜田です。

少し前のことです。いつもカウンターに来てくださる常連のお客さまが、席に座るなり「今日もピクルスありますよね?」とまず確認してから、それからビールを注文されました。

焼き鳥屋なのに、ピクルス目当てで来てくださっているのか。正直、少し驚きました。でも同時に、やっておいてよかったな、とも思いました。

今回は、そんな「自家製ピクルス」の話をしようと思います。なぜ焼き鳥屋でわざわざ手間のかかるピクルスを作っているのか。どんな考えで作っているのか。普段お客さまには特に説明していないことなので、ここで少し裏側をお伝えできればと思います。

こんな方におすすめ

  • ✅ やきとり大吉与野本町店の自家製ピクルスが気になっている方
  • ✅ 焼き鳥屋の「一品料理」のこだわりを知りたい方
  • ✅ お酒を飲みながら、胃にやさしい箸休めを探している方
  • ✅ 与野本町エリアで地元の味にこだわった居酒屋を探している方
  • ✅ ダイエット中や健康を気にしつつ外食を楽しみたい方
実は自家製ピクルスが目当てで来るお客様がいます。与野本町「大吉」の箸休めの話 | やきとり大吉与野本町店

焼き鳥屋にピクルスが必要な理由、正直に話します

当店はやきとりの専門店です。それは変わらない軸です。でも焼き鳥を食べ続けていると、どこかで口の中がタレや塩、肉の脂でまとまってくる感覚があります。

そういうとき、酢の効いた野菜をひとつつまむと、口の中がすっきりリセットされる。それだけで、次の一本がまた「一口目」みたいに美味しく感じられる。ピクルスをメニューに入れたのは、そういう理由からです。

おしゃれに見せたかったわけでも、メニューを増やしたかったわけでもありません。焼き鳥をより美味しく食べてもらうための、いわば「補佐役」として置いています。

修行時代も含めて、焼き鳥を長く焼いてきた中で感じてきたことのひとつが「食事の流れをどう作るか」という視点です。串一本一本が美味しいのは当然として、その一本一本をどう続けて楽しんでもらえるか。ピクルスはその答えのひとつとして、今もメニューにあり続けています。

「自家製」にこだわっている理由、これが本音です

市販のピクルスを仕入れて出すことも、もちろんできます。コストも手間も圧倒的に楽です。

ただ、当店の焼き鳥はタレも塩加減も毎日調整しながら自分で作っています。そのお店が出す箸休めが既製品というのは、どこかちぐはぐな気がして。結局、手作りにしました。

当店のピクルスは、酸味・甘み・塩気のバランスを焼き鳥の味に合わせて調整しています。市販品にありがちな「酸っぱすぎて口がキュッとなる」感じよりも、やわらかく食べやすい仕上がりを意識しています。

使う野菜はその時々で変わります。旬のものや仕入れの状況によって変わることもあります。だから毎回まったく同じではないですが、「あの大吉のピクルスの味」というものはある。そのベースになる漬け液のバランスは変えていません。

お客さまの中には「今日は何が入ってる?」と聞いてくださる方もいます。そういうやりとりが、少し好きです。

✓ ここまでのポイント

  • 自家製ピクルスは焼き鳥をより美味しく食べてもらうための「口直し」として開発したメニュー
  • 市販品ではなく手作りにこだわるのは、焼き鳥との味のバランスを整えるため
  • 酸味を抑えたやわらかい仕上がりで、お酒との相性も意識した設計になっている

ビールやハイボールとの相性が、実は計算されています

ピクルスは、お酒との相性も意識して作っています。

当店では神泡プレモルの生ビールを提供しています。樽の管理から温度・ガス圧・グラスの保管まで徹底して整えた一杯です。その冷えたビールと、少し酸味のある野菜のピクルスは、互いを引き立てる組み合わせだと思っています。

ハイボールや各種サワーと合わせても同じです。炭酸の切れ味とピクルスの酸味は似た方向性を持っていて、一緒に口に入るとすっきりした後味が残ります。おつまみとしての役割もありつつ、飲み物の美味しさも底上げしてくれる。そういう存在です。

ダイエット中の方や、カロリーが気になる方にも喜んでいただけています。揚げ物ゼロで、野菜中心のピクルスはカロリーを気にせずつまめる一品です。焼き鳥は高たんぱく・低脂質の料理ですが、そこにさらにヘルシーな箸休めが加わることで、罪悪感なく外食を楽しめる組み合わせになっています。

常連さんしか知らない、ピクルスの楽しみ方

当店に長く来てくださっているお客さまは、ピクルスを上手に使ってくださっていることが多いです。

たとえば、レバー(きも)を食べた後にひとつつまんで口をリセットしてから、次にもも塩へ。そういう串の流れを自然に作っていらっしゃる方がいます。

またカウンターで一人いらっしゃるお客さまが、ビール片手にピクルスをゆっくりつまみながら最初の串を待つ。そういう時間の過ごし方が定着しているのを見ると、狙い通りだなと思います。

あとは、お子さま連れのご家族がいらっしゃるときにも、ピクルスは喜ばれることが多いです。当店は完全分煙で、お子さま連れのお客さまにも安心してお使いいただける環境を整えています。焼き鳥の串を待つ間、お子さまがピクルスをつまんでくれていると、こちらも嬉しくなります。

テイクアウトで焼き鳥を持ち帰られる際に、自宅でピクルスを添えてお召し上がりになっているお客さまもいらっしゃるようです。「家でもあの組み合わせで食べてます」と教えてくれた方がいて、それはなかなかの褒め言葉でした。

まとめ:メニューの端っこに込めた、ひそかな本気

焼き鳥の仕込み、タレ、焼きの火入れ。そういう中心的な部分のこだわりはこれまでもお伝えしてきましたが、今回話したピクルスはいわばメニューの端っこにある存在です。

でも、こういうものにも手を抜かないというのが、当店のやり方です。お客さまが気づかなくても構わない。焼き鳥が美味しく食べ続けられていれば、それが正解だと思っています。

ただ今回のように「ピクルス目当てで来る」とおっしゃってくださるお客さまがいる。それはとても嬉しいことです。端っこの仕事に気づいてくれる人がいる。そういうお客さまと、長くお付き合いできればいいなと思っています。

JR埼京線・与野本町駅東口から徒歩4分。埼玉県さいたま市中央区で10年、毎日手仕込みで営業しています。初めての方も、久しぶりの方も、ぜひ一度いらしてください。カウンターで焼き上がりを待ちながら、まずはピクルスをひとつ。そういう夜の過ごし方も、当店らしい時間だと思います。

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今日も大吉な一日を🏮