いつもありがとうございます。
やきとり大吉 与野本町店の浜田です。
この仕事を10年続けてきて、ずっと頭の片隅にある問いがあります。「やきとり大吉」というのれんを掲げながら、自分はいったい何者なのか、という問いです。フランチャイズの店主として看板を借りているのか。それとも、与野本町という土地で生きる一人の職人なのか。
今日はその話をしようと思います。そして、その問いと切り離せない話として、「生ビールと焼鳥」のことも正直に書きます。なぜ生ビールなのか。なぜ缶ではだめなのか。それは、10年間この場所で焼き続けてきた自分の答えと、深いところで繋がっています。
こんな方におすすめ
- ✅ やきとり大吉がフランチャイズと個人店のどちらに近いのか気になる方
- ✅ 与野本町・さいたま市中央区で本格的な焼鳥と生ビールが楽しめるお店を探している方
- ✅ 缶ビールや家飲みでは物足りず、職人が管理した一杯を求めている方
- ✅ 店主のこだわりや人柄を知ったうえでお店を選びたい方
- ✅ 週末や仕事終わりに、ゆっくり自分を労える場所を探している方

「大吉」というのれんと、浜田隆吉という人間
やきとり大吉の創業は1977年(昭和52年)12月1日。全国に広がるこの看板の下には、それぞれに歴史を持つ店主がいます。私もそのひとりです。
大阪で2店舗、京都で1店舗、東京で1店舗。計4つの修行先を経て、2016年にこの与野本町に店を構えました。修行先でそれぞれ受け継いだタレが元となり、今のタレは11年目を迎えています。継ぎ足しながら、毎日育てています。
フランチャイズ、という言葉には「本部が全部決める」「どの店も同じ味」というイメージがあるかもしれません。実態は少し違います。仕込みの手法、火入れの判断、塩加減の調整、そしてお客さまとの距離感。これらはすべて、各店主の裁量と技術に委ねられています。
私が50万本以上を焼いてきた経験は、大吉というブランドが保証してくれるものではありません。毎日の仕込みと焼きの積み重ねが、そのまま数字になっているだけです。だからこそ、この店はやきとり大吉でありながら、浜田隆吉の店でもある。そう思って立っています。
店主としての姿勢については、一期一会の居酒屋を目指す理由と、浜田が大切にしていることにも書いていますので、よければあわせて読んでみてください。
「神泡」の生ビールにこだわる理由。缶ビールでは越えられない壁がある
焼鳥の話をする前に、まず生ビールの話をさせてください。なぜなら、焼鳥と生ビールは切り離せないからです。
缶ビールや瓶ビールでは、どうしても越えられない壁があります。温度の管理、泡の質、炭酸の抜け方。家で飲む一杯が「まあいいか」で終わってしまうのは、その壁を越える手段がないからです。
当店はサントリーの「神泡達人店」認定を受けています。これは看板をもらって終わり、ではありません。樽の管理、サーバーの洗浄頻度、ガス圧の調整、グラスの保管温度。これらすべてを基準に沿って維持し続けることで、初めて認定が意味を持ちます。
たとえばグラスひとつとっても、温度管理を怠ると泡がすぐに消えます。泡が消えたビールは、炭酸が逃げて苦味だけが残る。あの「うまっ」という最初の一口は、グラスが冷えていることで成立しています。
サーバーの洗浄も同じです。洗浄が不十分だと、雑菌が繁殖してビール本来の風味が損なわれます。酸味や雑味が出てきたとき、それはビールの問題ではなく、管理の問題です。当店ではその管理を、日々のルーティンとして続けています。
プレミアムモルツの生は、正しく管理された状態で飲んでこそ、その味が完成します。家で缶を開けるだけでは、あの細かい泡のクリーミーさは出ません。それを当店のカウンターや席で体験してもらうことが、私の仕事のひとつだと思っています。
✓ ここまでのポイント
- やきとり大吉 与野本町店は、フランチャイズの看板を掲げながらも、仕込み・焼き・塩加減はすべて店主・浜田の判断と技術で成り立っている
- 缶ビールと生ビールの差は「管理」にある。樽・サーバー・グラスの温度・ガス圧まで徹底管理するからこそ、神泡の一杯が完成する
- 当店はサントリー「神泡達人店」認定店として、その基準を日常的に維持し続けている
神泡の管理基準や、部位ごとの火入れの話を読んで「実際どんな一杯なのか、自分で確かめたい」と思ってきた頃ではないでしょうか。ネット予約なら席を確保したうえで来店できるので、焼き上がりの串と神泡を待つだけの状態で始められます。当日枠も確認できますので、仕事終わりのタイミングで動けます。
焼鳥が「神泡」の相棒になるまで。50万本の火入れが教えてくれたこと
生ビールが完璧に仕上がっていても、それに合う焼鳥がなければ意味がありません。逆もそうです。
当店で使う専用グリラーは、炭と比べて最大火力ではやや劣ります。ただ、火力調整の速さという点では、炭を大きく上回ります。この特性を活かして、部位ごとに最適な火入れをしています。
たとえば「かわ」。脂がしっかりある部位なので、弱火でじっくり時間をかけて焼きます。外側がパリッとして、内側に旨みが閉じ込められたとき、ようやく完成です。強火で一気に焼いてしまうと、脂が飛びすぎてパサつく。50万本焼いてきた中で、その「ちょうどいい瞬間」を手と目で覚えてきました。
「きも(レバー)」は逆です。強火でさっと火を通す。中まで火を入れすぎると、あのとろりとした食感が消えてしまいます。生焼けは論外ですが、焼きすぎも失敗です。その狭い正解の範囲を、毎回外さないようにするのが職人の仕事です。
鶏肉は毎日仕込みます。冷凍・解凍を繰り返したものは使いません。串打ちのときは手袋と指サックを使い、保冷剤で鶏肉を冷やしながら手早く作業します。手の温度で鶏肉の質が変わるからです。「見えないところに本気」という言葉を、当店の仕込み場で体現しています。
塩はヒマラヤ岩塩を使っています。ミネラルが多く含まれていて、塩味の奥にほのかな旨みと甘みがある。この塩は、神泡の生ビールのきめ細かい泡と合わせたとき、お互いの良さを引き出し合います。塩分が舌を刺激して、次の一口のビールが余計に美味しくなる。そういう設計で焼鳥を作っています。
また、塩加減は季節によって変わります。湿度や気温で塩の出が変わるため、目視だけでなく定期的に試食して調整しています。自分の焼鳥を何年も食べていない店主がいる、という話を修行時代に聞いたことがあります。私はそうなりたくないので、今も必ず食べます。
この場所で10年、根付いた理由
与野本町という場所は、派手な繁華街ではありません。JR埼京線の駅から徒歩4分。落ち着いた住宅街に、静かに店を構えています。
だからこそ、ここに来てくれるお客さまは「本当に飲みに来た人」です。雰囲気だけで来る人はほとんどいない。焼鳥が好きで、ビールが好きで、静かにゆっくり飲みたいと思って、暖簾をくぐってくれる。そういうお客さまに対して、中途半端なものは出せません。
当店は全席禁煙です。煙やタバコの匂いが苦手な方でも、服や髪に匂いをつけずに食事ができます。子連れのご家族にもテーブル席でゆっくりしていただけます。近隣のタイムズパーキング与野本町第5を利用いただけますし、税込5,000円以上で200円分、税込7,000円以上で400円分の駐車券サービスもあります。
さいたま市中央区で完全禁煙の居酒屋を探している方には、禁煙居酒屋を探して失敗した話と、大吉にたどり着いた理由も読んでいただくと、当店を選ぶ文脈がより伝わると思います。
フランチャイズの看板があることで「どこも同じだろう」と思われることがあります。でも、この場所に10年根付いてきた理由は、看板ではなく、毎日の仕込みと焼きと、一杯のビールへの真剣さだと思っています。
「君子の交わりは淡きこと水の如し」という言葉が好きです。べたべたと依存し合うのではなく、さらっとしているからこそ長く続く関係。お客さまとの距離感も、そうありたいと思っています。お店に余裕があるときは気軽に話しかけてください。焼きながら答えられる範囲で、ちゃんとお返しします。
与野本町で、静かにゆっくり飲める場所を探している方には、与野本町の居酒屋でゆっくり静かに飲めるお店の理由もあわせてご覧いただければと思います。
まとめ:神泡の一杯と、手仕込みの焼鳥を。与野本町でお待ちしています
「やきとり大吉」という看板と、浜田隆吉という人間。どちらも本物だということを、今日の記事で伝えたかった。フランチャイズだからこそ受け継いだ47年分のタレと技術があり、地元の店主だからこそ毎日の試食と調整がある。その両方が重なった場所が、与野本町のこの店です。
生ビールはサントリー神泡達人店として、樽からグラスまで管理しています。焼鳥は毎日手仕込み、部位ごとに最適な火入れで仕上げます。その二つが揃ったとき、缶ビールや家飲みでは絶対に出せない「あの一口」があります。
ご予約やお問い合わせは、お電話でもお気軽にどうぞ。
📞 048-859-3344
営業時間は17:00〜23:00(火曜定休)。ラストオーダーは食べ物22:00、飲み物22:30です。
今日も大吉な一日を🏮
手仕込みの焼鳥と、樽から管理した神泡の生ビール。その組み合わせは、読んで想像するだけでは半分も伝わりません。まずは一席、カウンターかテーブルを確保して、実際に確かめてみてください。ネット予約は24時間受け付けています。


