与野本町「大吉」でメガハイボールを頼んでみた。1杯飲み終わるまでの夜に密着

あれこれ

いつもありがとうございます。
やきとり大吉与野本町店の浜田です。

突然ですが、ひとつ正直に告白させてください。

開業してしばらくの頃、ハイボールの「濃さ」について、お客さまから苦情をいただいたことがあります。「薄い」と言われたのです。当時の自分は、「適正な割合で作っている」という自信があって、最初は少し戸惑いました。でも、改めて自分で飲んでみると……たしかに、「うまい」より先に「物足りない」が来る一杯だったんです。

そこから、ウイスキーの量・炭酸の強さ・グラスの温度・注ぐ順番まで、ひとつひとつ見直しました。口コミに「ハイボールが濃くて美味しい」と書いてくれるお客さまが出てきたのは、それから少し後のことです。あの苦情がなければ、今の一杯はなかったと思っています。

そんなハイボールへのこだわりが生んだのが、当店のメガハイボールです。今日は、そのメガハイボールを1杯飲み終わるまでの夜を、できるだけリアルに書いてみます。

こんな方におすすめ

  • ✅ 与野本町・さいたま市中央区で「ちゃんと濃い」ハイボールが飲める店を探している方
  • ✅ 仕事帰りに一人でさっと立ち寄れる焼き鳥屋を知りたい方
  • ✅ メガハイボールと焼き鳥の組み合わせが気になる方
  • ✅ 飲みすぎず、自分のペースで飲める店を探している方
  • ✅ 大将の仕事ぶりが見えるカウンター席に座ってみたい方
与野本町「大吉」でメガハイボールを頼んでみた。1杯飲み終わるまでの夜に密着 | やきとり大吉与野本町店

17時すぎ。暖簾をくぐった瞬間に始まる「切り替え」

与野本町駅の東口を出て、徒歩4分。住宅街の路地に、大吉の赤い提灯が灯ります。昼間の顔をしている町が、少しだけ夜の色に変わり始める時間帯です。

扉を開けると、炭のようなでも炭ではない、グリラーの熱気と、タレの焦げる甘い匂いが鼻をくすぐります。18席の店内は、カウンター6席とテーブル席12席。大きな店ではないので、入った瞬間に「ああ、来た」という感覚がある。チェーン店の入口とは、その空気が根本的に違います。

カウンターに座ると、目の前にグリラーが見えます。私(浜田)が串を並べ、火加減を調整しながら動いている。焼き場と客席の距離が近いのが、この店の好きなところだと言ってくれるお客さまが多い。私としては、ただ仕事をしているだけなのですが。

メガハイボール、到着。その見た目から話が始まる

「メガハイボールください」と注文すると、しばらくして大きめのグラスが目の前に置かれます。

見た目でわかるのは、炭酸がしっかり立っていること。グラスは冷えていて、氷もたっぷり。ウイスキーの琥珀色が、炭酸のきめ細かい泡越しにきれいに見えます。

一口飲んでみてください。最初に来るのは、炭酸の刺激と、ウイスキーのアルコール感。「薄い」という印象は、まずありません。かといって、むやみに度数が高いわけでもなく、飲み進めても最後まで味が崩れないのが、このハイボールの特徴です。

以前、別の居酒屋でハイボールを頼んだら「炭酸水で割っただけ?」という薄さで、料理の味まで残念に感じてしまったという話をお客さまから聞いたことがあります。ウイスキーの量・炭酸の強さ・グラスの温度・注ぐ順番。どれかひとつが狂っても、一杯の印象は大きく変わる。あの苦情をいただいた夜から、ずっとそれを意識してきました。

ハイボールの「相棒」として串を選ぶ

メガハイボールが来たら、次は串を選びます。焼き鳥は1本140円〜。単品で注文できるので、予算に合わせて自由に頼めます。

ハイボールと合わせるなら、個人的には「かわ」と「つくね」を最初に推します。

かわは、パリッと焼き上がった皮の脂と香ばしさが、ハイボールの炭酸と一緒に口の中でほどける。脂っこいのに後味がすっきりする、あの感覚です。専用グリラーで弱火をじっくりかけて、皮をパリパリに仕上げるのが当店の焼き方。炭火のように「豪快な香り」というよりは、素材の旨味がきれいに立つ焼き上がりになります。

つくねは、47年間継ぎ足されてきた秘伝のタレが絡んでいます。私が修行した大阪2店舗・京都1店舗・東京1店舗から受け継いだタレが元になっていて、与野本町でお店を開いてから10年、さらに育ち続けています。ひと口食べると、タレの深さが先に来て、後から鶏の旨味が追いかけてくる。ハイボールで流し込む前に、少しだけ噛みしめていてほしい串です。

きも(レバー)が好きな方には、レバーも強くおすすめします。当店のレバーは、強火でさっと火を通すことで、中をしっとりさせながら外だけ香ばしく仕上げます。火を通しすぎるとパサパサになり、通さなさすぎると安全面でも問題が出る。50万本以上焼いてきた経験の中で、部位ごとの「最適な火入れのポイント」を積み上げてきた結果がここにあります。

✓ ここまでのポイント

  • メガハイボールは炭酸・温度・ウイスキーの量すべてにこだわった、飲み飽きしない一杯
  • 焼き鳥は専用グリラーによる部位ごとの精密な火入れで、素材の旨味を引き出している
  • 単品注文スタイルだから、自分のペースと予算で自由に楽しめる

1杯飲み終わるまでの時間に、この店の「空気」がある

メガハイボールは、普通のハイボールより量があります。つまり、串を食べながらゆっくり飲んでいると、自然と「ちょうどいいペース」に落ち着いてくる。飲み放題のような「元を取らなきゃ」という焦りがない分、料理の味にちゃんと集中できます。

店内は全席禁煙で、独立した喫煙ブースが別にあります。食事エリアに煙が流れ込まないので、服や髪に匂いがつく心配もない。お子さまを連れたご家族でも入れる環境ですし、タバコを吸いたい方も喫煙ブースでゆっくりどうぞ、という設計です。

私はカウンターで作業しながら、お客さまのグラスの減り具合や食べ具合を、自然と目に入れています。「おかわりいかがですか」と声をかけることもありますし、お客さまのほうから「次はねぎ間を」と言ってくれることもある。べたべたした会話ではなくて、必要なときに、ちょうどいい量だけ言葉を交わす。そういう距離感が、自分が理想とする店の空気です。

「君子の交わりは淡きこと水の如し」という言葉が好きで、人との関係についてそう思っています。お客さまとの間も同じで、べたべたするわけでも、よそよそしいわけでもない。さらっとしているからこそ、長く続く関係になる。10年間、そう信じて暖簾を出してきました。

1杯目を飲み終えた後に、何を頼むか

メガハイボールを飲み終えた頃には、串も2〜3本食べ終わっているはずです。ここからが「もう一周するか、締めに入るか」の分岐点。

もう一杯飲むなら、神泡プレモル(生ビール)に切り替えるのもおすすめです。当店はサントリー神泡達人店の認定を受けていて、樽・洗浄・温度・ガス圧・グラス保管まで徹底管理した生ビールを提供しています。缶や市販品とは明らかに違う、きめ細かい泡とのどごしです。ハイボールで温まった口に、冷えた神泡を流し込む。あの一口目の「うまっ」は、なかなか言葉にできません。

締めに向かうなら、塩仕立てのもも串やねぎ間を追加するのが自分の好みです。ヒマラヤ岩塩を使っているので、塩味の奥にほんのりとした旨味と甘みがある。シンプルなのに、最後の一口まで飽きない。

季節によって湿度や温度が変わると塩の出方が変わるため、目視だけでなく定期的に自分で試食して塩加減を調整しています。自分の焼き鳥を何年も食べていない店主がいると聞くことがありますが、私には信じられない話で、毎日食べて確認するのが当たり前だと思っています。

まとめ:メガハイボール1杯分の夜は、ちょうどいい

仕事が終わって、頭を空っぽにしたい夜。飲みすぎず、でも満足して帰りたい夜。そういうときに、与野本町のやきとり大吉は選択肢に入る店でありたいと思っています。

メガハイボール1杯と串を数本。それだけで、1時間ほどの良い夜になります。客単価は3,000〜4,000円ほど。単品注文なので、予算に合わせて自由に調整できます。

もし気になってくれたなら、ぜひ一度のぞいてみてください。与野本町駅東口から徒歩4分。火曜定休で、それ以外は毎日17時から開けています(月に一度、連休をいただくことがあります)。ラストオーダーは食べ物22時、飲み物22時30分です。

予約なしでも空いていれば入れますが、週末や混雑が予想される日はご予約いただけると確実です。お気軽にどうぞ。

📞 電話予約:048-859-3344
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今日も大吉な一日を🏮