与野本町で仕事帰りに一杯。平日夜の焼き鳥屋「大吉」の夜に密着してみた

あれこれ

いつもありがとうございます。
やきとり大吉与野本町店の浜田です。

平日の夕方、こんな気持ちになったことはないでしょうか。

「今日は本当に疲れた。でもまっすぐ家に帰るのも、なんか違う気がする」
「一杯飲みたいけど、騒がしい店はしんどい。かといって高い店に行く元気もない」
「どうせなら美味しいものをちゃんと食べたい。でも一人で入りやすい店ってなかなかない」

そういう夜に、ふらっと立ち寄ってもらえる場所でありたいと思っています。今回は、そんな平日夜の大吉がどんな一日を送っているのか、開店準備から営業中の焼き場まで、少し覗いてもらおうと思います。

こんな方におすすめ

  • ✅ 与野本町・与野エリアで仕事帰りに一人で飲める店を探している方
  • ✅ 落ち着いた雰囲気で美味しい焼き鳥とビールをゆっくり楽しみたい方
  • ✅ チェーン店ではなく、大将の顔が見える個人店に通いたい方
  • ✅ 飲みすぎず、自分のペースで飲める場所を求めている方
  • ✅ 大吉の焼き鳥へのこだわりや仕込みの裏側が気になる方
与野本町で仕事帰りに一杯。平日夜の焼き鳥屋「大吉」の夜に密着してみた | やきとり大吉与野本町店

16時すぎ。静かな店内で、仕込みが始まる

お客さまが来られる前、大吉の一日は静かに始まります。

まず手を洗い、その日使う鶏肉の状態を確認するところから。当店では冷凍・解凍を繰り返した鶏肉は一切使いません。毎日入荷する新鮮な鶏肉だけを、その日の分だけ仕込む。これが十数年変えていないやり方です。

串打ちの際、実は手の温度が鶏肉の品質に影響します。体温で鶏肉が温まると、鮮度の落ちが早くなる。だから手袋と指サックを使い、保冷剤で冷やした少量の鶏肉を素早く串に刺していきます。焼き鳥屋の仕込みというと「ザクザク切って刺すだけ」と思われがちですが、そんなに単純な話でもなくて。

カットのサイズも、実は試食を繰り返して割り出した「一口目からおいしく感じるサイズ」に落ち着いています。大きすぎると火が通りきらない部分が出やすく、小さすぎるとパサつく。部位によって最適なサイズも変わるので、そのあたりは長年の経験と感覚が頼りです。

大阪に2店舗、京都に1店舗、東京に1店舗。計4つの修行先で身体に叩き込んできたことが、今もこの仕込みの時間に出てくる気がします。

17時。開店の準備と、タレの確認

仕込みを終えたら、タレの状態を確認します。

やきとり大吉のタレは、グループ創業の1977年(昭和52年)から師匠から弟子へと受け継がれてきた継ぎ足しのタレです。当店のタレは私が4店舗の修行先から受け継いだものを元に育てており、今年で11年目を迎えました。毎日使い、毎日継ぎ足す。その積み重ねで、少しずつ深みが増していきます。

塩の確認も欠かせません。当店ではヒマラヤ岩塩を使っています。ミネラルを豊富に含んでいて、塩味の奥に旨味と甘みがある。焼き鳥に合う塩を探したときに、これに行き着きました。

ただ、塩というのは湿度や気温によって溶け方や出方が変わります。目視だけで判断するのは難しいので、定期的に自分で試食して塩加減を確認しています。「自分の焼き鳥を何年も食べていない店主」というのが世の中にはいるらしいですが、私には考えられない話で。口に入れてみないとわからないことが、料理には多いと思っています。

こうした地味な確認作業を終えて、17時の開店を迎えます。

✓ ここまでのポイント

  • 仕込みは毎日、新鮮な鶏肉だけを使用。手の温度による劣化を防ぐため、手袋・保冷剤を使いながら手早く串打ちしている
  • タレは47年継ぎ足しの秘伝。当店のタレは11年目に入り、今も育ち続けている
  • 塩加減は目視だけでなく、定期的な試食で微調整。季節ごとの変化を見逃さない

17時〜19時。「早い時間の常連さん」が作る、大吉の空気

開店直後の時間帯は、地域に長く住まわれているお客さまが多い印象です。

与野本町というエリアは、駅前に過度な繁華街がなく、静かで落ち着いた住環境が広がっています。長くこの町に暮らしてきた方が、夕方の明るいうちからふらっと顔を出してくださる。「大将、今日はどう?」くらいの短いやり取りで、お互いの状態を確認し合う。そういう関係が、10年続いています。

私はあまりおしゃべりが得意な方ではないので、店内に余裕があるときしか気軽に話しかけてもらえないかもしれませんが、顔を見るだけで「ああ、来てくれたな」とわかります。

「君子の交わりは淡きこと水の如し」という言葉が好きです。べたべた依存し合うのではなく、お互いに自立して、さらっとしているからこそ長く続く関係。そういう距離感が理想で、常連さんとの関係もそういうものでありたいと思っています。

早い時間の焼き場は比較的ゆったりしているので、一本一本をじっくり焼けます。「かわ」の皮目をパリッと仕上げるには、弱火でゆっくり時間をかけるのがコツ。急かされないこの時間帯が、実は焼き手としても好きな時間だったりします。

20時〜22時。仕事帰りの「神泡」タイム

20時を過ぎると、JR埼京線で都内から戻ってきた方々が増えてきます。スーツ姿でカウンターに座り、まず一言「プレモルで」。そのひと言だけで、今日の疲れ具合がなんとなく伝わってきます。

当店はサントリー「神泡達人店」の認定を受けています。樽の管理、サーバーの洗浄、温度、ガス圧、グラスの保管まで、基準に沿って徹底しています。「缶ビールとは別物だな」と言ってもらえると、正直うれしい。

この時間帯に合わせるなら、「きも(レバー)」と「つくね」は外せません。きもは火の通し方が命で、強火でさっと仕上げることでしっとりとした食感が生まれます。これが生焼けでもパサパサでも、全く違う食べ物になってしまう。延べ50万本以上焼いてきた中で、各部位の「ここだ」というポイントが染み込んでいます。

当店が使っているのは大吉専用のグリラーです。炭火に比べると最大火力はやや劣りますが、火力の調整速度が速い。「かわ」には弱火でじっくり、「きも」には強火でさっと、「もも」には中火でふっくりと。複数の部位を同時に焼くとき、この調整の速さが品質の安定につながります。

一人でカウンターに座って、神泡のプレモルを片手にきもをつまむ。そういう「自分へのご褒美」の時間として、大吉を使ってもらえているとしたら、それは作り手として本望です。

22時30分。ラストオーダーと、今日の焼き場を振り返る

飲み物のラストオーダーは22時30分、食べ物は22時まで受け付けています。

ラストの時間が近づくと、焼き場の横に残った串の数を確認しながら、今日の仕込みの量が適切だったかどうかを振り返ります。余りすぎても次の日には使えない。足りなくなってもお客さまに申し訳ない。その塩梅を見極めるのも、長年の積み重ねが要る作業です。

閉店後、グリラーを丁寧に清掃して、翌日の仕込みに備えます。当店は火曜定休で、月に一回の連休があります。それ以外は毎日この繰り返し。10年経った今も、この流れの中に「今日はどんな顔で来てくれるかな」という楽しみがあります。

与野本町で一杯飲む場所を探しているなら、ぜひ一度、大吉の夜に来てみてください。べらぼうにおしゃべりはできませんが、一本一本は真剣に焼いています。

まとめ:仕事帰りの「ちょうどいい一杯」が、与野本町にあります

平日の夜、大吉では16時すぎから仕込みを始め、17時に開店します。毎日の手仕込み、47年継ぎ足しのタレ、ヒマラヤ岩塩の調整、50万本の経験が生む火入れ。見えないところに手を抜かずに積み重ねてきた一本が、カウンターの向こうにあります。

客単価は3,000〜4,000円程度。一人で気軽に来ていただけるカウンター席もあります。キャッシュレス決済にも対応しており、近隣のタイムズパーキング与野本町第5との提携駐車場もご利用いただけます(税込5,000円以上で200円分、7,000円以上で400円分の駐車チケットをお渡しします)。

ご予約・お問い合わせは、お電話または食べログのネット予約からどうぞ。
貸し切りのご相談(12名〜20名)やテイクアウトのご注文もお気軽にお声がけください。

📞 048-859-3344
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営業時間:月・水〜日・祝日 17:00〜23:00(食べ物LO 22:00/飲み物LO 22:30)
定休日:火曜日、月に一回の連休あり
アクセス:JR埼京線 与野本町駅 東口より徒歩4分
埼玉県さいたま市中央区下落合6-7-12

今日も大吉な一日を🏮