いつもありがとうございます。
やきとり大吉 与野本町店の浜田です。
「地元にお気に入りの居酒屋を作りたいな」と思いながら、気づけばまたチェーン店に入っていた——そんな経験はありませんか?
与野本町の駅前にも、全国どこでも同じメニューのチェーン居酒屋はあります。価格が明確でハズレがない。それはそれで便利です。でも、「大将が顔を覚えてくれている」「行くたびに少しずつ会話が増える」——そういう場所は、なかなか見つからない。
当店がこの地に店を構えて、2026年の今年でちょうど10年になります。長いようで、振り返ればあっという間でした。この記事では、なぜこのお店が地元の方に10年通っていただける場所になれたのか、私・浜田の本音も交えながら正直に書いてみます。
こんな方におすすめ
- ✅ 与野本町・さいたま市中央区で「行きつけ」と呼べる居酒屋を探している方
- ✅ チェーン店には飽きて、大将の顔が見える個人店を試してみたい方
- ✅ 仕事帰りに一人でふらっと入れる、落ち着ける店を探している方
- ✅ 家族や気の合う仲間と、煙たくない清潔な環境で焼鳥を楽しみたい方
- ✅ 「また来たい」と思える味の居酒屋が与野本町に本当にあるのか知りたい方

与野本町という街と、このお店が10年続いた理由
与野本町は、静かです。駅を出ても過度な繁華街はなく、与野公園や与野中央公園の緑が生活に溶け込んでいる。そういう街に住む方々は、「どこでもいいから外食」ではなく、「ちゃんとした場所でゆっくりしたい」という感覚を大切にされている印象があります。
JR埼京線を使えば池袋まで直通30分圏内。都内で激務をこなして帰ってきたとき、駅から4分の場所に「変わらずそこにある店」があるのは、意外と大事なことだと私は思っています。
当店の場所は、与野本町駅の東口を出て徒歩4分(埼玉県さいたま市中央区下落合6-7-12)。開業は2016年です。大阪2店舗・京都1店舗・東京1店舗、計4店舗での修行を経て、この街に店を出しました。なぜ与野本町だったか、と聞かれることがあります。正直に言うと「ご縁でした」。でも10年続けてきて、この街は私に合っていたと感じています。
地元に根付いた店というのは、意図して作れるものではないと思います。毎日丁寧に仕込みをして、変わらない味を出し続けて、気がついたら「あの店、またいつも灯りがついてる」と思っていただける——その積み重ねが10年になったというのが、私の実感です。
与野本町で地元民の行きつけ居酒屋として選ばれ続けてきた理由を、もう少し掘り下げて書いた記事もありますので、よかったら読んでみてください。
「また来たい」を生む味の正体——47年タレと毎日の手仕込み
行きつけの店を作るには、「また来たい」と思える何かが必要です。接客の雰囲気、居心地、そして何より——味。この3つが揃わないと、一度来ても次がありません。
当店の味の根幹にあるのは、創業1977年から47年間継ぎ足されてきた秘伝のタレです。大吉グループは師から弟子へとタレを受け継ぎ、私が修行した4店舗でもそれぞれのタレを受け継いできました。当店のタレは開店から今年で11年目を迎え、現在も毎日使いながら育てています。
「47年」と言うと「そんなに古いのか」と思われるかもしれませんが、継ぎ足しというのは古くなることではありません。毎日使い続け、鶏の旨味が溶け込んで深みを増していく——いわば「生きているタレ」です。このタレがある限り、今日と明日で味がブレる、ということが起きにくい。それが「変わらない味」を生む仕組みです。
塩は、ヒマラヤ岩塩を使っています。ただ塩辛いだけではなく、多くのミネラルを含むため、塩味の奥に旨味と甘みがある。この塩の出方は季節によって変わります。夏の湿気の多い時期と、秋の乾いた空気では、同じ量をふっても感じ方が違う。だから私は定期的に自分で試食して、毎回微調整をかけています。自分の焼鳥を何年も食べていないオーナーもいると聞きますが、それでは気づけない変化があります。
仕込みも、毎日手作業です。新鮮な鶏肉をその日の分だけ仕込み、手の温度で劣化しないよう手袋と保冷剤を使いながら、部位ごとに最適なサイズにカットして串を打ちます。「最初の一口からおいしい」サイズというのは、試食を重ねて割り出したものです。冷凍・解凍を繰り返した鶏肉は使わない——当然のことのように聞こえますが、これを毎日続けるのが、10年続いた理由のひとつでもあると思っています。
✓ ここまでのポイント
- 与野本町は静かで落ち着いた住環境のエリア。「変わらずそこにある店」の存在が地元の方に刺さりやすい街です。
- 47年継ぎ足しのタレと毎日の手仕込みが「また来たい」を支える味の正体。試食による微調整が「変わらない味」を保つ仕組みです。
「また来たい」を生む味の仕組みはわかった。でも、実際に自分が通いやすい日時や席の空き状況が気になっている方も多いはずです。カウンター6席・テーブル12席と小さな店なので、初回は席を確保してから来ていただくと安心です。ネット予約なら24時間いつでも空き状況を確認して予約が入れられます。
大将の顔が見える距離感——でも、べたべたしない
個人店に通うことへの、少し手前にある壁、あると思います。「常連になりたいけれど、馴れ馴れしくされるのも少し苦手」「話しかけたいけれど、店主に気を遣わせてしまいそう」——そういう感覚、正直に言うと私もよくわかります。
私が大切にしているのは、「君子の交わりは淡きこと水の如し」という言葉です。べたべたと依存し合うのではなく、互いに自立した関係だからこそ、長く続く。お客さまとの距離感はいつもそこを意識しています。
カウンター6席・テーブル席12席、合計18席の小さな店です。忙しい時間帯は串を焼くことに集中しているので、長話ができないことも正直あります。でも、店内に余裕がある時は気軽に声をかけていただけると嬉しいです。「今日のおすすめ何ですか」でも、「このタレ、どうやって作るんですか」でも。
焼き台の前に立っていると、カウンターのお客さまとは自然に目が合います。「今日はレバーの状態がいいですよ」と一言伝えられる距離感——それが、チェーン店では絶対にない瞬間です。個人店に通う理由は、そういう細かな「生きた情報」が手に入るところにもあると私は思っています。
個人経営の居酒屋をチェーン店より選ぶべき理由を具体的に整理した記事もあります。「チェーン店と何が違うのか」をもう少し知りたい方はこちらも参考にしてみてください。
行きつけになるための、実際の使い方ガイド
「でも、一人で初めて入るのは少し緊張する」という方もいると思います。実際に当店に馴染んでいくお客さまの多くが、最初にどんな形で来てくださったか、少し紹介してみます。
パターン①:仕事帰りに一人でふらっと
カウンター席があります。6席なので狭くはなく、一人で来てもゆったり座れます。神泡プレモルを一杯頼んで、かわ・つくね・きも(レバー)をそれぞれ1本ずつ——これで始めると、当店の味の輪郭が大体わかります。平日20時以降はリモートワーク帰りや仕事終わりのお客さまが多く、静かに飲める雰囲気です。
パターン②:家族や友人と週末に
テーブル席が12席あり、お子様連れも歓迎しています。当店は全席禁煙(完全分煙)のため、煙や臭いの心配がありません。電気グリラーを使っているので、炭火のような煤(すす)も出にくい。週末の早い時間帯(17〜18時台)はファミリー層のお客さまにも使っていただいています。近隣のタイムズパーキング与野本町第5が提携駐車場になっており、税込5,000円以上のご利用で200円分・7,000円以上で400円分のチケットサービスもあります。
パターン③:まずはテイクアウトで味を試す
「いきなり店内に入るのはハードルが高い」という方には、テイクアウトという選択肢もあります。焼鳥は1本140円〜。持ち帰って自宅で食べていただき、「これは通いたい」と思ってから来店される方もいます(混雑日や週末・祝祭日などはテイクアウトをお断りする場合もありますので、事前にご確認ください)。
営業は月・水〜日・祝日の17時〜23時(火曜定休、月に一回連休あり)。ラストオーダーは食べ物が22時、飲み物が22時30分です。予約は電話(048-859-3344)または食べログからも受け付けています。
彩の国さいたま芸術劇場や与野公園の帰りに立ち寄られる方も多く、彩の国さいたま芸術劇場の帰りに立ち寄れる居酒屋としての使い方を紹介した記事もあります。エリア内の動き方の参考にどうぞ。
まとめ:10年目の正直な話
10年続けてきて、正直に言えること。「行きつけの店を作りたい」という気持ちに応えられる店でいるために、特別なことは何もしていません。毎日仕込んで、変わらないタレを使って、部位ごとに丁寧に焼く——それを続けてきただけです。
ただ、その「続ける」がいちばん難しいということも、10年で痛感しました。今年で延べ50万本以上焼いてきた計算になります。数字にしてみると、自分でも少し驚きます。
与野本町に「あそこに行けばいつもの味がある」と思っていただける場所を、これからも続けていきたいと思っています。まだ来たことがない方は、ぜひ一度のれんをくぐってみてください。
今日も大吉な一日を🏮
10年の積み重ねと、47年タレ・毎日手仕込みの味が気になったなら、まず一度来てみてください。初めての方も、カウンター席からゆっくり始められます。ネット予約は日付・時間・人数を選ぶだけなので、1〜2分で完了します。



