さいたま市中央区の居酒屋穴場として地元民が密かに通う焼き鳥屋の話

あれこれ

いつもありがとうございます。
やきとり大吉与野本町店の浜田です。

「与野本町って、駅を降りてもぱっと見、飲み屋街があるわけでもないし、どこで飲めばいいんだろう」

初めてこのエリアに来た方なら、そう感じるかもしれません。大きな繁華街がなく、どこか落ち着いた住宅街の空気が漂うこの街。実はそれが、この街を選んだ一番の理由でもあります。

今日は少しだけ、この店がここに根を張った経緯と、10年間地元のお客さまに支えていただいた話を書かせてください。「穴場」と呼ばれるには、それなりの理由があります。

こんな方におすすめ

  • ✅ さいたま市中央区・与野本町周辺で落ち着いて飲める店を探している方
  • ✅ チェーン店ではなく、大将の顔が見える地元の居酒屋を求めている方
  • ✅ 子連れでも気兼ねなく入れる焼き鳥屋を知りたい方
  • ✅ 本格的な焼き鳥と美味しい生ビールを、リーズナブルに楽しみたい方
  • ✅ 地元の馴染みの店として、長く通える場所を作りたい方
さいたま市中央区の居酒屋穴場として地元民が密かに通う焼き鳥屋の話 | やきとり大吉与野本町店

大阪・京都・東京を経て、なぜ与野本町に店を構えたのか

修行時代、私は大阪で2軒、京都で1軒、東京で1軒、計4店舗の「やきとり大吉」でひたすら焼き続けました。仕込みの手順、タレの継ぎ足し方、部位ごとの火の入れ方。先輩の職人の背中を見ながら、体に覚えさせていった日々です。

「どこで独立するか」を考え始めたとき、真っ先に頭に浮かんだのは、「ガツガツした繁華街よりも、静かで人情のある街がいい」という感覚でした。与野本町に初めて降り立ったとき、その空気がしっくりきた。派手さはないけれど、ちゃんと生活が根付いている街。子育て世代が多く、地域のつながりも残っている。そういう場所で、毎晩ひとりひとりのお客さまに向き合いながら焼き続けたいと思いました。

それから10年が経ちました。延べ50万本以上の焼き鳥を焼いてきた計算になります。数字で言うと大げさに聞こえますが、感覚としてはただ、「今日もきちんと焼いた」の積み重ねです。

「穴場」と呼ばれる理由は、目立たないことへのこだわり

SNSで派手に宣伝するタイプの店でも、行列ができる話題店でもありません。それでも、気づけば近所に住む方、JR埼京線で池袋や渋谷方面に通勤しているサラリーマンの方、地域で商売をされている方が、ふらりと暖簾をくぐりにきてくれます。

「また来た」と言ってもらえる店になるには、奇をてらったメニューよりも、変わらない味のほうが大事だと思っています。

当店のタレは、やきとり大吉の創業(1977年)から連綿と継ぎ足されてきた秘伝のタレを受け継いでいます。私が与野本町で店を開いてから11年目を迎え、4店舗の修行先で受け継いだタレは今もこの厨房で育ち続けています。一朝一夕では作れない深みが、「また食べたい」という気持ちにつながっているとしたら、これほどありがたいことはありません。

塩串に使っているのはヒマラヤ岩塩です。単なる塩辛さではなく、ミネラルに由来するほのかな甘みと旨みがあって、焼き鳥との相性が良い。季節によって湿度や温度が変わると塩の出方も変わるので、定期的に自分で試食しながら加減を調整しています。自分の焼き鳥を何年も食べていない店主もいると聞きますが、それでは味の変化に気づけません。

✓ ここまでのポイント

  • 与野本町という「静かで人情のある街」を選んで開業し、10年・延べ50万本以上を焼いてきた
  • 47年継ぎ足しの秘伝タレと、ヒマラヤ岩塩による味付けは「変わらない旨さ」の核心

地元のお客さまが通い続ける、もうひとつの理由

与野本町エリアは、お子さんを連れたファミリー層が多い街です。そのためか、「子供と一緒に焼き鳥を食べに行ける店があったら」という声を、開業当初からよく耳にしました。

当店は全席禁煙で、独立した喫煙ブースを設けています。食事をするエリアにはタバコの煙が一切入ってこない構造なので、お子さんも安心して同席できます。未成年のご入店も可能です。お父さんがどうしても一服したいときは、喫煙ブースにどうぞ。

駐車場については、専用駐車場こそありませんが、近隣のタイムズパーキング与野本町第5と提携しています。税込5,000円以上のご利用で200円分、7,000円以上で400円分の駐車チケットをお渡ししています。車でお子さんを連れてきた際も、駐車料金を気にせず来ていただきやすいと思います。

席数は18席(カウンター6席・テーブル12席)とこぢんまりした空間です。仕事帰りに一人でカウンターに座り、プレモルの生ビールと串を数本。そういう使い方をされているお客さまも多いです。単品から注文できるので、その日の気分や予算に合わせて自由に頼んでもらえます。客単価は3,000〜4,000円ほど。気軽に寄れる価格帯を意識しています。

焼きの技術について、少しだけ話させてください

仕込みは毎朝、その日の分だけ手でおこないます。鶏肉は新鮮なものだけを使い、冷凍・解凍を繰り返したものは一切使いません。カットのサイズは、何度も試食を重ねて「最初の一口から旨い」と感じられる大きさを割り出したもの。手の体温で鶏肉の鮮度が落ちないよう、手袋と指サック、保冷剤を使いながら手早く串を打ちます。

焼きには、やきとり大吉専用のグリラーを使っています。炭火のような最大火力こそ出ませんが、火力の調整スピードが速いのが最大の利点です。皮をパリッと仕上げるときは弱火でじっくり。レバーは強火でさっと。モモ肉は中火でふっくらと。複数の部位を同時に焼きながら、それぞれに最適なタイミングを見極める。これが50万本を超える経験で磨いてきた技術です。

よく「電気グリラーって炭火より劣るんですか」と聞かれます。正直に言うと、炭の香ばしさという点では違いがあります。でも、安定した品質で毎日焼けること、煙や煤が少ないこと、部位ごとの火力をすばやく切り替えられることには、電気グリラーならではの強みがあります。「Suntory神泡達人店」として認定を受けた生ビールとの組み合わせで、「あのお店の焼き鳥とビールが忘れられない」と言ってもらえることが、私にとっての答えです。

まとめ:与野本町で10年、変わらずここにいます

派手な看板もなく、大きな宣伝もしていない。でも、地元のお客さまが「また来たよ」と暖簾をくぐってくれる。それがこの店の10年です。

私が大切にしているのは、「君子の交わりは淡きこと水の如し」という言葉です。べたべたせず、でもいざとなれば頼れる。そういうさらっとした関係が、長く続くものだと思っています。焼き台の前に立ちながら、そういうお客さまとの時間を積み重ねていくことが、この仕事の醍醐味です。

JR埼京線・与野本町駅東口から徒歩4分。営業は17時から、火曜定休です(月に一度、連休をいただく場合があります)。一人でも、家族連れでも、仕事仲間とでも、気軽に顔を出してもらえたら嬉しいです。

ご予約・貸し切りのご相談は、お電話か食べログのネット予約からどうぞ。

📞 048-859-3344(受付時間:営業時間内)

🍺 ネット予約(食べログよりお気軽にどうぞ)

今日も大吉な一日を🏮