与野本町・与野エリアで徒歩圏内の居酒屋ガイド。地元民が教える穴場スポット

あれこれ

いつもありがとうございます。
やきとり大吉与野本町店の浜田です。

先日、カウンターでいつも顔を合わせる常連のお客さまから、こんな話を聞きました。「浜田さん、このエリアって意外と居酒屋の情報が少ないですよね。友人が与野本町に引っ越してきたんですけど、どこに行けばいいかわからないって言っていて」と。

確かにそうかもしれません。大宮・浦和のような繁華街と違い、与野本町・与野エリアは落ち着いた住宅街が広がるベッドタウン。派手な看板が立ち並ぶわけでも、グルメ情報誌に頻繁に載るわけでもない。でもそれこそが、このエリアの良さでもある。日常の延長に、ちゃんとした一杯がある街なんです。

開業10年、毎日この街で暖簾を掲げてきた私なりの視点で、与野本町・与野エリアの夜の楽しみ方をお話しさせてください。一日の開店準備から営業を終えるまでの流れを追いながら、このエリアで「穴場」と呼べる場所に通ってもらうために知っておいてほしいことを綴ります。

こんな方におすすめ

  • ✅ 与野本町・与野エリアに引っ越してきたばかりで、地元の居酒屋を探している方
  • ✅ 子連れでも気兼ねなく入れる焼き鳥屋を探しているファミリー層
  • ✅ チェーン店ではなく、大将の顔が見える馴染みの店を作りたい方
  • ✅ 仕事帰りに一人でふらっと寄れる、気取らない居酒屋を知りたい方
  • ✅ 車でアクセスできる、駐車場のある飲み屋を探している方
与野本町・与野エリアで徒歩圏内の居酒屋ガイド。地元民が教える穴場スポット | やきとり大吉与野本町店

午後2時:仕込みから始まる、一日の「土台」

私の一日は、開店より数時間早く始まります。冷蔵庫から新鮮な鶏肉を取り出して、その日に焼く分だけを丁寧に仕込む。これは10年間、一日も欠かしたことがありません。

こだわっているのは「鮮度を保ったまま串を打つ」という一点です。手の体温が鶏肉に伝わるだけで、鮮度と食感は確実に落ちていく。だから手袋と指サックをつけ、少量の鶏肉を保冷剤で冷やしながら手早く串を刺していく。傍から見れば地味な作業かもしれませんが、最初の一口から「おいしい」と感じてもらうための土台は、この仕込みの段階でもう決まっているんです。

サイズひとつ取っても、ただ大きければいいわけではない。試食を重ねて導き出した「この部位はこのサイズ」という答えがあって、それを毎日再現する。単純に聞こえますが、これが積み重なると、他の店との味の差として現れてくる。

与野本町エリアに限らず、個人経営の焼き鳥屋を選ぶときに見てほしいのは「毎日仕込んでいるかどうか」です。冷凍・解凍を繰り返した鶏肉は、どう焼いても食感と旨味が戻ってこない。当店では、そういった鶏肉は一切使いません。

午後4時:タレの確認と、塩の調整という「見えないこだわり」

仕込みが一段落したら、次はタレと塩の確認です。

やきとり大吉の創業は1977年(昭和52年)。以来47年間、師から弟子へと継ぎ足されてきた秘伝のタレが各店舗に受け継がれています。私が与野本町に店を構えるにあたって元としたのは、大阪2店舗・京都1店舗・東京1店舗、計4つの修行先で受け継いだタレ。それが今年で11年目を迎え、今もなお育ち続けています。

塩焼きに使うのはヒマラヤ岩塩です。ミネラルを豊富に含み、塩味の奥にほんのりと旨味と甘みが感じられる。焼き鳥との相性という点で、これ以上の選択肢が今のところ見当たりません。

ただ、気をつけているのは「毎日試食して塩加減を調整する」ということです。季節によって湿度や気温が変わると、塩の溶け方・出方が微妙に変わる。目視だけで判断するのでは不十分で、実際に食べてみて初めて「今日はこの加減でいい」と確信が持てる。

これ、当たり前のように聞こえるかもしれませんが、長年自分の焼き鳥を試食していない店主さんも実際にいます。私は毎日食べています。だから今日の自分の焼き鳥がどういう状態かを、常に把握しています。

✓ ここまでのポイント

  • 当店の仕込みは毎日手作業。冷凍・解凍品は使わず、鮮度を最優先に串打ちしている
  • 47年継ぎ足しの秘伝タレとヒマラヤ岩塩で、塩加減は毎日試食して微調整している
  • 見えないところに手を抜かない姿勢が、「また来たい」と思われる味の土台になっている

午後5時:暖簾を出す。与野本町の夜が始まる

17時になると暖簾を出します。このエリアの夜の動き方には、少し特徴があります。

与野本町駅はJR埼京線の駅で、池袋まで直通約30分。そのため、都内や大宮・浦和方面へ通勤しているビジネスパーソンが多く住んでいます。帰宅ラッシュと重なる19時〜21時は、「仕事終わりに一杯だけ」というお客さまが自然と増えてくる。カウンター席に一人で座って、神泡のプレモルと焼き立ての串を静かに楽しむ。そういう使い方をしてくれる方が、このエリアには多い印象です。

一方、17時〜18時半は家族連れでのご来店が多い時間帯でもあります。与野本町・与野エリアは子育て世代が多く住む街で、与野公園をはじめとした公園が点在し、治安も良い。「週末の夕飯を外で食べよう」となったとき、当店を選んでいただける理由のひとつが「完全分煙」です。

店内は全席禁煙ですが、独立した喫煙ブースを設けています。お父さんがタバコを吸いたければブースへ。お子さまは食事エリアで煙を気にせず焼き鳥を楽しめる。法令の観点からも20歳未満のお子さまの入店が可能な環境を整えています。「焼き鳥屋って子供連れで行けるの?」という疑問への答えは、当店に関しては「はい、大歓迎です」です。

車でお越しの方には、近隣のタイムズパーキング与野本町第5との提携をご案内しています。税込5,000円以上のご利用で200円分、税込7,000円以上で400円分の駐車チケットをお渡ししていますので、お気軽にどうぞ。

午後8時:焼き台の前に立つ。50万本の経験が宿る瞬間

営業が佳境に入ると、私は焼き台を離れません。

当店では大吉専用のグリラーを使っています。炭火に比べると最大火力はやや劣りますが、このグリラーの最大の強みは火力調整の速さです。皮をじっくりパリパリに仕上げたいときは弱火。レバーにさっと火を通したいときは強火。身の厚いモモ肉をふっくら柔らかく焼き上げたいときは中火。複数の部位を同時に焼きながら、それぞれのベストな「焼き上がりの瞬間」を逃さない。これができるのは、延べ50万本以上を焼いてきた経験があってこそだと思っています。

技術論を語るのはあまり好きではないのですが、ひとつだけ言わせてください。「焼き過ぎず、生焼けにならない」というのは、当たり前のようで実は難しい。部位によって最適な火入れのポイントは全く違うし、その日の鶏肉の状態や仕込みのサイズによっても微妙に変わってくる。50万本というのは、そういう微妙な差を体に叩き込んできた本数です。

カウンター席からは焼き台が見えます。私が串と向き合っている様子を眺めながら飲む神泡のプレモルは、なかなか悪くないと思います。ぜひカウンターでどうぞ。

午後10時:ラストオーダーを終えて。この街で続けることの意味

食べ物のラストオーダーは22時、飲み物は22時30分。そこから閉店準備に入ります。

10年続けてきて、与野本町というエリアの性格がよくわかってきました。派手さは求めていない。でも、本物を知っている。「あそこのタレは本物だ」「あの大将の焼きは毎回ブレない」という口コミが、静かに、確かに積み重なっていく街です。

客単価は3,000〜4,000円ほど。焼き鳥は1本140円〜と単品でお好きなだけ注文できます。飲み放題やコースの縛りはありません。自分のペースで飲んで食べて、頃合いを見て帰る。そういうシンプルな楽しみ方が、このエリアのお客さまのライフスタイルに合っている気がしています。

「君子の交わりは淡きこと水の如し」という言葉が好きです。べたべたとした関係ではなく、さらっとしているからこそ長く続く。お客さまとの距離感も、そうありたいと思っています。忙しければ多くは話せませんが、余裕があるときはぜひ気軽に話しかけてください。

まとめ:与野本町・与野エリアで「通える店」を見つけるということ

与野本町駅東口から徒歩4分。ここで10年、毎日仕込んで毎日焼いてきました。

このエリアで居酒屋を探しているなら、チェーン店の安定感もひとつの選択肢です。ただ、大将の顔が見えて、タレの歴史があって、焼きの技術がある店というのは、そう多くはないと思っています。「穴場」というと少し大げさかもしれませんが、知っている人だけが通い続ける店というのは、確かにあります。

初めてお越しになる方も、以前来たことがある方も、ぜひまた暖簾をくぐってみてください。一本目の「うまっ」を、お待ちしております。

ご予約・お問い合わせはお電話または食べログからどうぞ。貸し切りのご相談(12名〜20名様)もお気軽にご連絡ください。

📞 048-859-3344
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営業時間:月・水〜日・祝日 17:00〜23:00(火曜定休/月に一回連休あり)
ラストオーダー:食べ物 22:00 / 飲み物 22:30
JR埼京線 与野本町駅 東口より徒歩4分
埼玉県さいたま市中央区下落合6-7-12

今日も大吉な一日を🏮