埼京線ユーザーしか知らない穴場居酒屋。さいたま市与野本町「大吉」とは

あれこれ

いつもありがとうございます。
やきとり大吉与野本町店の浜田です。

突然ですが、こんなデータをご存知でしょうか。グルメサイトに掲載されている居酒屋のうち、口コミ件数が50件を超える店舗は全体の10%にも満たないと言われています。つまり、本当に通い続けられている店のほとんどは、ネットの表舞台ではなく「知る人ぞ知る」という形で存在しているわけです。

与野本町もそうです。JR埼京線の車窓から見えるこのエリアは、大宮や浦和のような繁華街とは少し違う。静かで、落ち着いていて、地元の人間にしか分からない「ちょうどいい店」が点在している。当店「やきとり大吉与野本町店」も、まさにそういう一軒です。

開業してから10年が経ちました。看板も大げさに出していない。飲み放題コースもない。それでも、仕事帰りのサラリーマンも、子連れのご家族も、地元の常連さんも、繰り返し暖簾をくぐってくださる。今日は、なぜこの店がそうなったのか、私自身の話を少しさせてください。

こんな方におすすめ

  • ✅ 与野本町・さいたま市中央区周辺で通える居酒屋を探している方
  • ✅ 焼鳥の「本物の味」に一度は触れてみたいと思っている方
  • ✅ 子連れでも安心して入れる焼鳥屋を探しているご家族
  • ✅ 飲み放題ではなく、自分のペースでゆっくり飲みたい方
  • ✅ チェーン店とは違う、大将の顔が見える馴染みの一軒を作りたい方
埼京線ユーザーしか知らない穴場居酒屋。さいたま市与野本町「大吉」とは | やきとり大吉与野本町店

大阪・京都・東京。4店舗の修行が、与野本町に流れ着くまで

私が焼鳥の世界に入ったのは、まだ若いころのことです。大阪で2店舗、京都で1店舗、東京で1店舗。計4つの「やきとり大吉」で修行を積みました。

大吉グループの創業は1977年(昭和52年)12月1日。師から弟子へ、弟子からまたその次の世代へと、47年間継ぎ足され続けてきた秘伝のタレがあります。私が受け継いだのも、その流れの中にある一本の糸です。修行中は、毎日タレの状態を観察しながら、先輩の仕込みの手元を盗み見ていました。「なぜこの部位はこの向きで刺すのか」「なぜ今日はこの火加減なのか」。言葉ではなく、体で覚えていく。そういう日々でした。

そうして与野本町に店を構えて、今年で10年。現在のタレは11年目に入り、今もなお育ち続けています。毎日少しずつ継ぎ足されながら、この土地の空気を吸って、与野本町の味になっていく。そう思うと、タレって生き物だなと感じます。

延べ50万本が教えてくれた「一本の串」の答え

10年間、ほぼ毎日焼き続けてきた本数を計算すると、延べ50万本を超えます。その経験から言えることは、焼鳥は「シンプルだから、ごまかしがきかない」ということです。

仕込みは毎朝から始まります。新鮮な鶏肉だけを使い、冷凍・解凍を繰り返したものは一切使いません。試食を重ねて導き出した「最初の一口からおいしく感じるサイズ」に丁寧にカット。串打ちの際は手袋と指サックを使い、保冷剤で肉を冷やしながら手早く作業します。手の温度で肉質が変わる。そのわずかな差にもこだわるのが、私なりの答えです。

焼きに使うのは、やきとり大吉の専用グリラーです。炭火のような最高火力こそ出ませんが、このグリラーの真骨頂は「火力調整の速さ」にあります。皮はじっくり弱火でパリッと。レバーはさっと強火でしっとりと。もも肉は中火でふっくらジューシーに。複数の部位を同時進行で、それぞれの最適なタイミングで仕上げることができる。50万本の経験があるからこそ、その「部位ごとのベストな瞬間」を見逃さない自信があります。

塩串に使うのはヒマラヤ岩塩です。多くのミネラルを含み、塩味の奥にほのかな旨味と甘みがある。ただ、この塩は季節によって出方が変わります。湿度や気温が違えば、同じ量を振っても口に入ったときの感覚が違う。だから私は今でも定期的に自分の焼鳥を試食して、その日の塩加減を目と舌の両方で確認しています。自分の料理を長年食べていない店主がいる、というのは業界ではあるある話ですが、私はそれだけはしたくないと思っています。

✓ ここまでのポイント

  • 47年間継ぎ足された秘伝のタレを受け継ぎ、4店舗の修行経験をもとに与野本町で10年営業
  • 仕込みは毎日手作業。新鮮な鶏肉のみ使用し、温度管理・サイズカットにも徹底したこだわりあり
  • 専用グリラーで部位ごとに火力を使い分け、50万本超の経験をもとに最適な火入れを実現

「穴場」と呼ばれる理由は、居心地の良さにある

当店は全18席。カウンター6席、テーブル12席という小さな空間です。飲み放題コースはありません。大きな宴会向けではないかもしれない。でも、この規模だからこそ実現できることがあります。

まず、店内は全席禁煙です。ただ、喫煙される方のために独立した喫煙ブースを設けています。食事スペースに煙が流れ込まない構造なので、お子様連れのご家族も安心して20歳未満のお子様と一緒にご来店いただけます。「焼鳥屋に子供を連れて行っていいのかな」と迷われているお父さん・お母さん、大丈夫です。うちは歓迎しています。

車でいらっしゃる方には、近くのタイムズパーキング与野本町第5と提携しています。税込5,000円以上のご利用で200円分、税込7,000円以上で400円分の駐車チケットをお渡ししています。与野本町駅から徒歩4分という立地ですが、電車でも車でも来やすいようにしたかった。それが、地元のお客さまへの答えです。

お会計はキャッシュレス決済も対応しています。クレジットカード、電子マネー各種。インボイス対応の領収書も発行できますので、個人事業主や法人のお客さまにも気兼ねなくご利用いただけます。

「神泡」と焼鳥の組み合わせが、この店の真骨頂

当店はサントリーの「神泡達人店」に認定されています。樽の管理、サーバーの洗浄、提供温度、ガス圧、グラスの保管状態。これらすべてを基準通りに管理することで、プレミアムモルツを最高の状態でお出しできる資格です。

生ビールってサーバーの状態で全然変わるんです。酸味が出たり、泡がすぐ消えたり。「生ビールは家の缶ビールと変わらない」と思っている方に一度飲んでほしい。きちんと管理された神泡のプレモルは、明らかに別物です。

その一杯を、焼きたての「かわ」や「つくね」「きも(レバー)」と合わせる。ここが、この店の一番の醍醐味だと私は思っています。精密に焼かれた串と、最高の状態の生ビール。どちらか一方ではなく、その組み合わせで初めて成立する体験です。客単価は3,000〜4,000円程度。焼鳥は1本140円〜で、単品から注文できます。コスパという言葉はあまり好きではありませんが、この内容でこの価格なら、「よかった」と思ってもらえると信じています。

君子の交わりのように。長く通える店でありたい

私が大切にしている言葉に、「君子の交わりは淡きこと水の如し」というものがあります。ベタベタと依存しあうのではなく、お互いが自立して、さらっとしているからこそ長く続く関係。常連さんとの間もそうありたいと思っています。

正直に言うと、私はあまりおしゃべりが得意ではありません。焼き台に集中していることも多い。でも、店内に余裕があるときは気軽に話しかけてもらえれば嬉しいです。「今日も来たよ」という顔を見るだけで、この仕事を続けてきてよかったと思えます。

テイクアウトも承っています。電話一本か直接来店で、かわ・つくね・きも・ももなどをお持ち帰りいただけます(1種類2本以上から受付。週末・祝祭日など混雑日はお断りする場合があります)。ご自宅でも、47年継ぎ足しタレの味を楽しんでいただければ。

また、12名様以上20名様までの貸切にも対応しています。忘年会・新年会・部署の打ち上げなど、アットホームな空間でご相談ください。飲み放題・コースのご用意はありませんが、ご予算に合わせて内容をご相談できます。

まとめ:埼京線を降りたら、一度だけ寄ってみてください

与野本町という駅を、ただの「乗り換え通過点」にしてしまうのはもったいない。東口から歩いて4分。暖簾が出ていたら、その日は営業しています(定休日は火曜日、月に一度連休あり)。

大阪・京都・東京で積んだ修行、47年の継ぎ足しタレ、50万本超の焼きの経験、神泡のプレモル。全部この一軒に詰まっています。

まずは一度、串の一口目の「うまっ」を体験しに来てください。説明はそれで十分だと思っています。

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今日も大吉な一日を🏮