いつもありがとうございます。
やきとり大吉与野本町店の浜田です。
先日、カウンターにひとりで座られたお客さまから、ぽつりとこんな言葉をいただきました。
「大将、最近ダイエット始めたんですよ。でも正直、外食だけがストレスの逃げ道で……。ここなら太らないですよね?」
その方は40代の男性で、平日の仕事終わりに週に二度ほど顔を出してくださる常連さんです。揚げ物ではなく焼き物を選ぶ、という意識はある。でも「本当にここで食べていいのか」という小さな罪悪感がぬぐいきれない、という話でした。
そのやり取りがきっかけで、今回は「ダイエット中でも罪悪感なく外食したい」という悩みに正面から向き合って書いてみることにしました。カウンターで一人座る夜に密着しながら、僕の一日の動きとともにお伝えします。
こんな方におすすめ
- ✅ ダイエット中だけど外食を完全にやめたくない方
- ✅ 高カロリーな居酒屋メニューに罪悪感を感じている方
- ✅ 一人で気軽に入れる焼き鳥屋を与野本町周辺で探している方
- ✅ 「焼き鳥って脂っこくないの?」と思っている方
- ✅ お酒も楽しみながら、食事の質を落としたくない方

開店前の仕込み時間、実は「ダイエット飯の答え」がここにある
僕の一日は、開店(17時)よりも早く始まります。午後の早い時間から仕込みに入り、その日に焼く分の鶏肉を串に刺していく。これが毎日の基本です。
冷凍・解凍を繰り返した鶏肉は使いません。毎日届く新鮮な鶏肉だけを仕込む。これは味のためでもありますが、実はダイエット目線でも意味があります。鮮度の高い鶏肉は余計な水分処理が不要で、本来の旨味をそのまま活かせる。脂をごまかす必要がない素材です。
仕込みでもう一点意識していること。手の温度が鶏肉に伝わると、鮮度と食感が落ちる。だから手袋と指サック、それと保冷剤で少量ずつ冷やしながら手早く串を打ちます。見えないところの丁寧さが、一本の串の質を決めると思っているので、ここは妥協しません。
「ダイエット中に何を食べればいいか」という問いに対して、僕がいつも思うのは、素材と火入れで9割決まる、ということです。その答えを、開店前の静かな時間に毎日積み重ねています。
17時、開店。カウンター席の「一人飲みのリズム」
のれんを出すと、17時台はだいたい常連さんが最初にいらっしゃいます。カウンター6席のうち、ひとつかふたつが静かに埋まっていく。この時間帯が、僕は一番好きです。
一人で来られるお客さまの多くは、席についてまず生ビールを頼まれます。当店は「神泡達人店」に認定されたサントリー・ザ・プレミアム・モルツの生ビールを提供しています。樽の管理、サーバーの洗浄、ガス圧、グラスの保管温度——全部ちゃんとやらないと、あの泡にならない。
ここで一つ、知っておいてほしいことがあります。ダイエット中のお酒について「ビールはカロリーが高い」と気にされる方がいますが、プレモル中ジョッキ一杯のカロリーはおよそ150〜170kcal前後。揚げ物を一皿追加するよりずっと少ない。そこに高たんぱく・低カロリーの塩串を合わせれば、食事全体のカロリーはかなり抑えられます。
一人で来られるお客さまに僕がよくすすめる流れはこうです。
- まず神泡プレモルで乾杯
- もも(しお)かねぎ間(しお)で口を開ける
- ハツでたんぱく質を補給
- きも(レバー)で鉄分とビタミンB群をとる
- もう一本、好きな串を追加して締める
この順番で4〜5本食べると、満足感はしっかりあります。揚げ物も追加せず、ご飯も控えれば、一食として十分ヘルシーなカウンター飯になります。
✓ ここまでのポイント
- 毎日の手仕込み・新鮮な鶏肉だけを使用することが、やきとりの質を根本から支えている
- カウンター席の一人飲みで、塩串を中心に選ぶだけでダイエット中の外食ストレスをかなり解消できる
- 神泡プレモルと塩串の組み合わせは、カロリーを抑えながら満足感を得られる実用的な選択肢
専用グリラーが「脂落とし」のカギになっている理由
ダイエット中の外食で焼き鳥を選ぶ方は増えていますが、「焼き鳥屋なら何でもヘルシー」というわけではありません。焼き加減によって、脂の落ち方は大きく変わります。
当店では大吉専用グリラーを使っています。炭火に比べると最大火力は少し劣りますが、このグリラーの強みは火力調整の速さと精度です。強火・中火・弱火を部位に応じてすぐに切り替えられる。これが「余分な脂をしっかり落とす」という点で、実はとても重要な役割を担っています。
具体的にいうと——
「かわ(皮)」は弱火でじっくり焼きます。皮の下の脂をゆっくり溶かしながら、表面をパリッと仕上げる。急いで強火にかけると表面だけ焦げて、中の脂が閉じ込められたまま残る。それをしないために、弱火でじっくり時間をかけます。
「きも(レバー)」は逆に強火でさっと。レバーは火を通しすぎるとパサつく。でも生焼けでは食べられない。一番シビアな部位です。50万本以上焼いてきた中で、レバーの焼き加減ほど緊張するものはないと今でも思います。強火でさっと仕上げることで、中はしっとり、外はきちんと火が入った状態をキープします。
「もも」は中火で。身が厚いので、弱すぎると生焼け、強すぎると外だけ硬くなる。中火でゆっくり、肉の中心まで熱を通しながら、脂だけを下に落としていく。こうして焼いたもも(しお)は、見た目よりずっとさっぱりしています。
ヒマラヤ岩塩を使った塩仕立ての串は、この丁寧な脂落としがあってこそ成立します。余分な脂が落ちた状態で、ミネラルを多く含んだ岩塩の旨味と甘みが鶏肉に乗る。タレ串とはまた違う、素材そのものの味を感じてもらえると思います。
20時すぎ、カウンターに会話が生まれる瞬間
忙しい時間帯を過ぎると、カウンターの空気が少し変わります。ひとりで来られたお客さまが、ふと話しかけてくださる瞬間があります。
僕はあまり自分から話しかけるタイプではありません。「君子の交わりは淡きこと水の如し」という言葉が好きで、べたべたしない関係を大切にしています。でも、お客さまから話しかけてもらえる瞬間は素直に嬉しい。
冒頭でご紹介した「ダイエット中なんですよ」と話してくださったお客さまも、最初は黙ってもも(しお)を2本食べていらっしゃいました。3本目にハツを頼んで、「これ、ヘルシーですよね」と話しかけてくださった。
「ハツは心臓の部位なんで、高たんぱくで脂質も少ない。ダイエット中にちょうどいい串ですよ」とお答えすると、「じゃあもう一本」という流れになる。その繰り返しが、気づけば「また来ます」という言葉に変わる。
焼き鳥屋のカウンターは、食事とお酒を楽しみながら、自然にほぐれていく場所だと思っています。ダイエット中だから我慢する、ではなく、ダイエット中だからこそ選んでほしい、というのが僕の正直な気持ちです。
まとめ:ダイエット中の外食を「大吉のカウンター」で解決する
ダイエット中に外食を完全にやめると、逆にストレスが溜まって続かなくなる。それはよく聞く話です。だからといって、カロリーを気にせず食べるわけにもいかない。その「どちらでもない」場所として、やきとり大吉のカウンターを使ってほしいと思っています。
新鮮な鶏肉を毎日手仕込みし、専用グリラーで部位ごとに火力を調整して脂をしっかり落とす。ヒマラヤ岩塩の塩串は、シンプルだからこそ素材の旨味が伝わる一本です。もも(しお)、ハツ、ねぎ間、きも——これらを組み合わせて4〜5本食べれば、満足感はあるのに翌朝引きずらない。そういう食事が、カウンター席でひとり、静かに実現できます。
一人でふらっと来ていただいて構いません。予約なしでも席があればそのまま通します。話しかけてもらえたら答えますし、静かに飲みたい夜はそれでも構いません。
ご予約・お問い合わせはお気軽にどうぞ。
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【やきとり大吉与野本町店】
埼玉県さいたま市中央区下落合6-7-12
JR埼京線 与野本町駅 東口より徒歩4分
営業時間:17:00〜23:00(火曜定休、月に一回連休あり)
ラストオーダー:食べ物22:00 / 飲み物22:30
今日も大吉な一日を🏮



