いつもありがとうございます。
やきとり大吉与野本町店の浜田です。
8月も終盤に差し掛かり、夏の疲れがじわりと体に出てくる頃ですね。こういう時期こそ、気取らず、ゆっくりと一杯やれる場所が恋しくなるものです。
「与野本町に来たばかりで、まだどこかなじみの店がない」「大吉の名前は知っているけど、何を頼めばいいかわからなくて…」という方から、たまにそんな声をいただきます。この記事は、そういった初来店の方に向けて、私・浜田が「正直なところ、最初はこう頼むのが一番楽しめる」という注文の流れを、具体的にお伝えするために書きました。
チェーン店には数えきれないほどの選択肢があって、それはそれで便利なのですが、「大将の顔が見えて、味の背景が分かる店に通いたい」と思っている方にとっては、かえって最初の一歩が踏み出しにくいことがあると思います。この記事が、その一歩の背中を押せれば嬉しいです。
こんな方におすすめ
- ✅ 与野本町エリアで「顔なじみになれる飲み屋」を探している方
- ✅ 大吉に行ってみたいけど、初めてで何を頼むか迷っている方
- ✅ チェーン居酒屋ではなく、職人の手仕事が感じられる串を食べたい方
- ✅ 一人でも気軽にカウンターで飲める場所を探している方
- ✅ 家族や仲間を連れて、落ち着いた雰囲気の店を開拓したい方

まず「かわ」と「つくね」を1本ずつ。これが大吉を知る最短ルートです
焼鳥屋に初めて入ったとき、メニューを眺めて「どれから頼もう」と少し迷うことはないでしょうか。当店のメニューは部位ごとに並んでいますが、最初に頼む串としておすすめしているのは「かわ」と「つくね」の2本です。
理由はシンプルで、この2本が当店のタレの個性を一番わかりやすく教えてくれるからです。当店のタレは、やきとり大吉が創業した1977年(昭和52年)から継ぎ足し続けてきたもの。私が大阪・京都・東京の計4店舗で修行を積み、与野本町に店を構えて11年目になる現在のタレは、その長い歴史をベースにしながら、今なお少しずつ育ち続けています。
「かわ」は皮の脂がタレと絡んだときの甘みと香ばしさが際立つ部位です。じっくり弱火でパリッと焼き上げることで、脂が程よく落ちてタレがよく乗ります。「つくね」はタレとの相性が最もストレートに出る串で、タレの深みをそのまま感じていただけます。最初の2本でタレの味を確かめてから、その後の注文を広げていく——これが、一番損のない楽しみ方だと思っています。
ちなみに、焼鳥は1本140円〜とリーズナブルな価格帯ですので、最初は気軽に少量から頼んでみてください。「合わなかったら別のものに」という気持ちで大丈夫です。
最初の一杯は「神泡プレモル」で決まり。その理由を正直に話します
飲み物は何にするか、これも初来店の方が迷いやすいポイントです。当店では生ビール、ハイボール、サワーなどを取り揃えていますが、一杯目に迷ったときは「神泡プレモル」を選んでください。
理由は二つあります。一つは、サントリーの「神泡」は専用サーバーとガスの管理が一体になっており、泡のきめ細かさと温度が厳格に保たれる仕組みだということ。生ビールは注いでみて初めて「今日は状態がいいか悪いか」がわかるサーバー管理のお店も世の中には多いですが、神泡のシステムはその「当たり外れ」が出にくい構造になっています。二つ目は単純に、タレで食べる焼鳥と最初の一口のビールの相性が抜群だということです。脂ののった「かわ」を噛んだ後に、冷たく細かい泡のビールを流し込む——その組み合わせのために、大吉はあると言っても過言ではないと思っています。
「ビールより先に軽いものから」という方には、強炭酸ハイボールも人気があります。すっきりした炭酸が塩で食べる串によく合います。
「塩」か「タレ」か。部位ごとの選び方を大将が教えます
大吉の焼鳥は、タレと塩どちらでも注文できます。「どっちで頼めばいい?」というご質問はよくいただくので、ここで整理しておきます。
タレがおすすめの部位:かわ、つくね、きも(レバー)
塩がおすすめの部位:もも、ねぎま、野菜串全般
タレは47年の歴史があるだけに、どの部位にも合うのですが、脂の多い部位はタレの甘みと特によく調和します。一方、鶏本来の旨みが強いもも肉などは、ヒマラヤ岩塩で食べると素材の味が引き立ちます。当店の塩はミネラルを多く含むヒマラヤ岩塩で、塩辛さの後にほのかな甘みと旨みが残るのが特徴です。季節によって湿度や温度が変わると塩の出方が変わるため、私は定期的に自分の焼鳥を試食して塩加減を調整しています。(自分の串を何年も食べていない店主というのも業界では珍しくないのですが、それでは味のブレに気づけないと思っています。)
迷ったときの提案としては、最初の来店なら「かわ・タレ」「もも・塩」「つくね・タレ」の3本から始めてみてください。タレと塩の両方が体験でき、当店の味の幅がわかります。
✓ ここまでのポイント
- 最初の2本は「かわ(タレ)」と「つくね(タレ)」で47年継ぎ足しタレの個性を確かめる
- 一杯目は「神泡プレモル」——サーバー管理の安定感と焼鳥との相性はほぼ鉄板
- 塩はヒマラヤ岩塩を使用。もも・ねぎまなど素材感の強い部位は塩で食べると発見がある
「かわ・タレ」「もも・塩」の組み合わせは分かったけれど、実際に席に座ってから注文するまでの流れが少し不安、という方もいるかもしれません。ネット予約ページから座席を確保しておけば、初来店でも「満席で入れなかった」という事態を防げます。予約は数分で完了します。
初来店から「常連」になるための、ちょっとした心がけ
チェーン店と個人店の一番の違いは、何度か足を運ぶうちに「自分の好み」が大将に伝わっていくことだと思います。当店は18席(カウンター6席・テーブル席12席)のこぢんまりした店ですので、一度来ていただければ顔を覚えます。
ただ、私が大切にしているのは「べたべた距離を詰めない」関係です。「君子の交わりは淡きこと水の如し」という言葉が好きで、お互いに自立しながら、来たいときに来て、飲みたいものを飲んで、帰りたいときに帰る——そういうさらりとした関係がいつまでも続くと思っています。無理に話しかけなくて大丈夫ですし、カウンターで黙って一人飲みも大歓迎です。店内に余裕があるときは、気が向いたら声をかけてもらえれば嬉しいです。
「また来ようかな」と思っていただけるとしたら、それはきっとタレの味と焼きの安定感のおかげだと思っています。50万本以上焼いてきた経験から言えることがあるとすれば、「きちんと仕込んで、正しく火を入れれば、串はうまくなる」ということです。毎日同じ工程で手仕込みをして、部位ごとに火力を変えながら焼く——その繰り返しが、変わらない味を作ります。
はじめての来店がどんな流れになるか、入口から注文までの全体像が気になる方は、与野本町「大吉」の入店から注文の流れを詳しくまとめた案内もご覧ください。
混雑を避けて、ゆっくり楽しむための来店タイミング
初来店で一番避けたいのは「席がなくて入れなかった」という事態です。当店は18席と決して広くないため、タイミングによっては少し待っていただくこともあります。
特に土日の18時〜20時は混みやすい傾向があります。初めての方でゆっくり楽しみたい場合は、平日の17時台〜19時台が比較的落ち着いていておすすめです。この時間帯は地域のなじみ客が多く、店内の空気もゆったりしています。
なお、当店は火曜日が定休日です。「週末しか行けない」という方は、金・土・日のいずれかで予約を入れていただくのが確実です。電話予約(048-859-3344)または食べログのネット予約からご連絡ください。平日のおすすめ時間帯については、与野本町「大吉」で平日にゆっくり飲める時間帯と混雑を避けるポイントでも詳しく説明しています。
また、「行けないけど串だけ食べたい」という日は、テイクアウトにも対応しています(20本以上の大量注文は要相談、混雑日はお断りする場合あり)。詳しくは入店から注文までの完全ガイドをあわせてご確認ください。
まとめ:初来店の注文はシンプルに、が正解です
長くなりましたが、まとめると初来店の正解はこうです。
- 一杯目:神泡プレモル
- 最初の串:かわ(タレ)・つくね(タレ)・もも(塩)の3本
- その後:気に入った方向で追加、または「レバー(きも)は?」と声をかけてみてください
難しいことは何もありません。気張らず、思い立ったときに来てもらえれば十分です。与野本町駅東口から徒歩4分、開業10年の店で、今日も串を焼きながら待っています。
ご予約・お問い合わせはお電話で:048-859-3344
今日も大吉な一日を🏮
47年継ぎ足しタレの「かわ」と神泡プレモルの組み合わせを、頭の中でイメージできてきたのではないでしょうか。あとは実際に席に座るだけです。混雑しやすい土日や週末は特に、事前にネット予約を入れておくと当日がスムーズです。



